Q.  国語を学習する意義は何ですか?


 A.   ものごとを理解し、表現するために、国語力はなくてはならないものです。


      どんな教科も、もとになるのは国語力です。
      
      すべての学力あるいは思考力の基盤は国語力である、といっても過言ではないでしょう。

      私たちは言葉でものを考え、理解していくからです。

      算数・数学でも、また他の教科でも、もっと伸びていいのにと思っていても、

      どうもそうとはならない場合、子どもさんたちをじっくり観察してみると、

      子どもさんたちの国語力の弱さがこの大きな原因になっているようです。



      社会や理科など、一般に知識教科と言われる科目でも、やはり国語力が重要な働きをしています。

      国語力のない子どもさんは、こうした科目を、単なる暗記モノと思っているフシがあります。

      たとえ記憶力に自信がなくても、国語の力が弱いのでそうするしかないのです。

      そして、なお、いけないことは、正しくできないからこそ、ますます勉強を暗記に頼ろうとして、

      自分の学習意欲までも自分でそいでしまっていることです。。



      国語力をつけることで、学習を楽しいものに

      この悪循環は、子どもさん自身では、どうしても分からないことです。

      だれかが言ってあげなければ、気づきません。

      試験が近づけば、丸暗記。

      悲しいかな、子どもさんは自分で自分を袋小路に追い込んでしまっているのです。


      私たちは、こうした「非学習的」な、どこまでも続く「その場的」な学習環境の中から、

      子どもさんたちを解き放ってあげたいと思います。

      できるだけ早く読みの力をつけ、読解力を培い読書レベルを高めていくことができれば、

      必ず多くの子どもさんたちは救われることになります。


      「読解力」の養成に照準を絞った系統だった教材

      はっきりした学習方法が見出せないのでは?と思われがちな国語ですが、

      公文式では、「文字の学習」から「語彙の学習」、「文型の学習」を経て「読解の学習」へと

      積み上げられていく系統だった教材で子どもさんの国語力を着実に伸ばします。


      公文式国語の「縮約」という考え方

      公文式では独自ともいえる「縮約」という文章を丸ごと縮める方法で、読解力を確実に養っていきます。

      この公文式の「縮約」は、中心文を見つけ出したり、要点を抜き書きしたりする通常の要約とは異なります。

      原文のニュアンスを失うことなく(作者の用語や表現の仕方、文体を生かして)文脈をたどりながら、

      なるべくそのままに縮めることをいいます。

      この作業により言葉一語一語に対する精度が高まり、正確に読解することが可能になるのです。