Q.  同じところを何度も復習するのは、なぜですか?


 A.   「正確さ」に「時間」という視点を加え、次の段階に進んでも困らないだけの学力をつけるためです。


      公文式では100点を取っても、また同じところを学習することがよくあります。

      一口に100点といっても、必死で取った100点もあれば、余裕で取った100点もあります。

      この違いは、先に進んだときに現れます。


      なんとか解ける程度で先に進むと、必ずと言っていいほど、あとで行き詰まってしまいます。

      常にすらすらできる状態で進んでいくことが着実であり、子どもさんに負担をかけない方法です。

      復習は、できないからするのではなく、次のステップに進んだときに困らないだけの力をつけるため

      のものです。



      では、次に進むか復習するかを、どのようにして決めるのでしょうか。

      公文式では学習の状態を判断する基準として、教材ごとに標準完成時間を定めています。

      年齢や学年に関係なく、学習の所要時間を標準完成時間に照らし決定しています。


      ただし標準完成時間は、あくまで目安です。

      子どもさんの学習の様子やミスの内容、どの問題で時間がかかったかなど、さまざまな要素をあわせて、

      復習するかどうかを考えます。

      この点についても、公文式は個人別の指導を徹底しているので、どの子どもさんも伸ばすことができるのです。